SE(PG含む)という仕事②〜向き不向きが顕著に現れる

ブログの更新頻度があまりよろしくないが、ほそぼそと続けていく。
今回は以前の記事、SEという仕事の続きを考えてみる。
まずはSEに、向く人。
①論理的思考力がある人
②要領よく仕事ができる人
③応用力がある人
④説明がうまい人
⑤文章の読解力がある人
⑥コミュニケーション能力が高い人
※ここでのコミュニケーションとは、相手の話の趣旨を理解でき、
適切は返答ができる人のことをいう。
⑦最新技術が好きな人
⑧コンピュータが好きな人
ざっと挙げてもこれだけある。
本当にこれだけ兼ね備えた人がいるのだろうか?
というか、上記のことを満たす人がいるならば、どんな職種、業界でもやっていける。
つまり、ほとんどの項目が一般社会人として必要なスキルと言えるのである。
SEといっても普通のスキルさえあれば、誰でもできないことはない。
逆に上記の反対の人はSEには向いていないといえる。

じゃあSEに向かない人は社会人にも向かないってこと?
こう思うかもしれない。そういうわけではない。上記の項目
を満たしていない人でも、立派に社会人として仕事をしている。

じゃあなんでSEに限って向いていないといえるのか?
それはつまり、SEという仕事では、上記のスキルが足りないこと
が顕著に現れやすいといえるからである。
特に顕著になるのが、④⑤⑥である。
まず④について。
SEは「レビュー」という少人数のプチ会議みたいな打ち合わせをたくさん行う。

レビューでは自分(グループ)で作成した書類について説明を行う。その際説明が下手くそな人
はすぐにわかる。レビュー相手によってはレビューの打ち切りもありうる。
レビューで使用する書類には、専門用語や難しい言葉、時には数式なども登場する。
ここで「説明力」が顕著になる。

次に⑤について。
上記でレビューの際に作成した書類について説明を行うと記述した。レビューで説明を受ける側は
その書類がらすべてを読み解かなければならない。また、何年も昔の書類を読み解かなければならない
時だってある。誰も知らない書類を読み解くには相当な「読解力」が必要となる。

最後に⑥について。
具体的にSEに求められるコミュニケーション能力は、一般的なそれとはちょっと違う。
SEに求められるコミュニケーション能力は、如何にして相手の求めている答えを出すか
といったものである。相手の求めるものがうやむやなときなどは、そのうやむやなのを
明確化しないといけない。そうでないとシステムが作れないからである。つまり、
SEの求められるコミュニケーション能力は、「抽象的」を「具体的」にできる能力
であるといえる。

このように、SEというのはスキルがとても必要な職業であることがわかったであろう。
このスキル不足が「経験」でどのくらいカバーができるのかは、今の自分にはわからない。